1995年福岡で結成されたロックバンド、「ナンバーガール」。
2002年に惜しまれつつも解散しましたが、2019年、20年近くの時を経て再結成、劇的復活を果たしました!
アジカン、凛として時雨、Base Ball Bearなど、
現在も一線で活躍するバンドたちに影響を与えて伝説的バンドの復活とあって、
バンドファンの間では喜びの声が多数見られましたが……
中には「ナンバーガールの良さがわからない」という人もいるようです。
彼らが「ナンバーガール」の良さをわからない理由は、一体何なのでしょうか?
ナンバーガールのよさがわからない理由4つ!
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「ナンバーガールの良さがわからない」、そんな声をあげる人がいるのはどうして?
実はこの意見、何も良さがわからない人、ナンバーガールに惹かれない人だけのものではなく、
ナンバーガールを好きな人、
つまり「ナンバーガールの良さをわかっている人」からも聞こえてくるんです。
矛盾しているように思えますが……要は「良さを言語化しにくい」みたい?
「よさなんてわからなくていいんだよ」なんて言い出す人も出る始末!
ナンバーガールの良さがわからない理由、より詳しく見ていってみましょう。
時代による影響?
This is 向井秀徳#フジロック#向井秀徳#ナンバーガール pic.twitter.com/ZHuaemIuFb
— 🍭ドクミちゃん (@dokumi_chan_) August 21, 2021
ナンバーガールが活躍したのは1990年代末~2000年代初頭。
彼らが世に放った音楽も、当然当時のものであり、
最近の人たちの価値観に寄ったものではありません。
一度目の解散から時は20年近く流れ、
彼らが解散した年に産まれた子供たちもそろそろ成人になろうとしています。
そんな最近の若者に、当時の音楽の良さがわからないのも無理はないかも?
流行は流れていくものですから、こればっかりは仕方がないですね。
ただ、ナンバーガールに関しては、
反対に「今のバンドと似てる」という声もあるみたい。
「曲質は今のバンドと似てるけど、どこか粗削りで音質だって悪い。それのどこがいいの?」
そんな意見が出てくるのって、
実はナンバーガールのよさが後の世の人たちに伝わった証拠でもあると言えるんです。
先述の通り、ナンバーガールはアジカンなど今でも人気を集めるバンドに多大な影響を与えたバンドです。
ナンバーガールに影響を受けたことを公言する一流バンドマンは多数います。
つまり、「ナンバーガール」の音楽に追随する人が多かったということであって、
それならばナンバーガールの音楽が今の音楽と似ていることも当然ですよね。
時代が流れ、ナンバーガールに影響を受けたバンドマンが活躍を始め、
結果ナンバーガールの特異性が薄れてしまった。
それが、今の人がナンバーガールの良さがわからない理由の一つかもしれません。
ライブシーンで映えるバンドだから
ナンバガの魅力に勝てなかった… pic.twitter.com/DARa5jEPMy
— Glyco (@GLICO2017) August 21, 2021
ナンバーガールのファンの中には、
「ナンバーガールの良さは生でライブを見なければわからない」と語る方も多数います。
演奏の勢いやバンドの一体感などがナンバーガールの神髄。
彼らのライブの、その場に居合わせないと感じ取れない物もあるのかもしれません。
しかしナンバーガールは2002年に解散してしまったバンド。
それ以降は当然、彼らのライブを生で体験する機会など誰にもありません。
いざ再結成したのは2019年、
翌年にはコロナウイルスの大流行で満足にライブも行えない日々です。
「ライブを見れば良さが分かる!」と言おうにも、
肝心のライブが開かれない……
そんな状況にあって、
「ナンバーガールの良さがわからない!」という声が減らない訳ですね……
凄さが数字で伝わらない!
ナンバーガールかっこよ、、、 pic.twitter.com/tjr8rpRiTc
— 渡部加奈*ワタナベカナ🐬💙 (@wakanabbits) August 21, 2021
ナンバーガールはライブシーンで活躍したバンド。ライブやフェスなどにも頻繁に通うような、
コアなバンドファンなどに強い支持を受けたバンドがナンバーガールなんです。
一方で、活動した時間自体は長いとは言えない。
出した作品数も多くはない。
商業面で言っても、決して作品の売り上げが奮った訳ではない。
誰もが知ってる代表曲があるかと言われても、正直首を縦には触れません。
こういった、分かりやすい「凄さ」がないことも、
「良さがわからない」と言われることにつながっているのかもしれませんね。
ボーカルの声が小さい
透明少女を聴ける幸せ…#ナンバーガール #フジロック pic.twitter.com/6xnxLCC3CW
— めがねん🐶独学応援サロン代表|毎月1万人以上に読まれるWEB独学応援ブログの管理人 (@iammeganen) August 21, 2021
ナンバーガールの評価としてよく聞かれるのが、「ボーカルの声が小さい」。
歌声が聞こえにくく、とっつきにくい印象を与えるのかも。
ボーカルの声が小さいのは本人たちも認識していることであり、
ナンバーガールのギターボーカル、向井秀徳さんは、
「歌が下手だから恥ずかしい、あまり聴かれたくない」と語ったことがあるそう。
バンドのボーカルがそんなことを!?
なんだかロックですね!
そんなわけで、マイクから離れて歌い、ミキシングの時にボリュームを小さくすることで、
意図的にボーカルの声が小さく作られたナンバーガールの作品。
一方で楽器演奏が全面に押し出され、バンドとしての「強さ」が前面に押し出されたナンバーガールの楽曲の数々が、多くのファンを惹きつけたことも事実です。
ボーカルに集中せず、その後ろで存在感を示す沢山の音に意識を傾ければ、
ナンバーガールの「良さ」が分かるようになるかもしれませんね!
まとめ
今回はナンバーガールの良さがわからないという理由についてのまとめでした。
様々な理由から、「良さがわからない」と言われることもあるナンバーガール。
一方で、「ナンバーガールのここがスゴイ!」と語る人もまた多くいます。
バンドメンバー4人全員が目立つヒーローだ!
というのは彼らを評価する人たちが声をそろえて推すナンバーガールの魅力。
強烈な個性と際立った実力を備えた4人のヒーローが揃った、
とっても贅沢なバンドなんですね。
解散された理由も、ベースの中尾憲太郎さんが脱退を希望した際に、
「4人そろってナンバーガールだから」との理由で解散を決定したそうですよ!
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